2020年8月 伊香保温泉の千明仁泉亭へ 黄金の湯と水澤うどんの旅

2020年8月18日(火)~19日(水)、宇都宮でお墓参りをした後、膝の治癒も兼ねて歴史のある温泉宿へ。2月末に左ひざ痛め、8月からようやくウォーキングとゴルフの練習も再開したところでした。

泊まった旅館は、千明仁泉亭 ”ちぎらじんせんてい”と読みます。

旅館のホームページにこのように書かれています。

伊香保温泉 千明仁泉亭は、伊香保を愛した明治の文豪「徳冨蘆花」が 常宿として贔屓にした旅館です。悲劇の物語小説『不如帰』の冒頭を飾る千明仁泉亭。変わりなく湧き出る豊かな源泉「黄金の湯」と、 果てしなく澄んだ空に広がる上州連山や谷川岳などの山並み。
古き佳き伝統を守る心はそのままに、昔も今も一期一会の気持ちで旅人を迎えてまいります。

去年、お墓参りができなかったので、今年はどうしても行かねば。。。と思い、お墓参りに行き、その後、伊香保温泉に寄ってきました。

というのも、今年の2月末に左ひざを痛め、5月に少し良くなったのでゴルフの練習を始めたところ、6月にまた松葉づえに逆戻りしました。7月のひと月は家の中でじっと耐え、8月3日からようやくウォーキングを始め、ゴルフの練習も再開しています。

ある日、妻から「お墓参りのついでに、膝の治癒も兼ねていい温泉にでも泊まりに行こうか? 泊まるなら歴史のある宿に泊まりたいな。」という一言から、コロナ禍の状況ではありましたが、「よし。行こう!」と。

お墓のある宇都宮に近くて、一度も行ったことのない場所として、草津温泉、四万温泉、伊香保温泉、当たりに絞り、最初は歴史ある宿と言えば四万温泉の積善館がいいかなと。

ある日、TVでyoutubeを見ていると、伊香保温泉の石段を紹介しているビデオが流れました。ここで「千明仁泉亭」が出ていたのです。「室町時代1502年創業の伊香保温泉を代表する老舗温泉旅館。。。」と紹介していました。”ちぎらじんせんてい”という一風変わった名前がどうにも耳に残ったので、ネットで検索したところ、妻の意見も「伊香保の温泉も、宿もよさそげだよ」と言うことなので、決めました。

栃木県宇都宮から伊香保温泉のある群馬県渋川市へ、そして宿へ

8月18日はとても暑い日でした。しかもお盆の翌週でもあったので、広大な霊園には僕ら以外ほとんど人影はありませんでした。無事お墓参りとお掃除を終え、宇都宮市から一路、群馬県渋川市まで約120~130キロメートル、車で2時間程度です。暑さでぐったりして、おなかもペコペコ、伊香保近辺に着いたのは14:00ごろと、お昼時が少し過ぎた頃でした。

伊香保と言えば水澤うどん」と言うことで、食べてみました。麺はのど越しが良くて清涼感もあり、つゆも美味しかったです。三大うどんのひとつと言われるのも、うなづけます。

その後 千明仁泉亭 にチェックイン

早速、大浴場と露天風呂に入りまいた。どなたもおらず、独り占めでした。最高です。

伊香保温泉は黄金(こがね)の湯白銀の湯という2種類の温泉があります。黄金の湯は茶褐色で鉄分を多く含む硫酸塩泉です。薬効が高く切り傷や火傷に効くそうです。「まさに温泉に来たぞ」という感じです。温泉まんじゅうの色は、ここ伊香保温泉の黄金の湯が由来なのだそうです。伊香保の湯の花まんじゅうは天皇家への献上品に選ばれたのがきっかけで全国に知れ渡るようになったと。。。

夕食の前にいよいよ「伊香保のシンボル石段街」へ。この石段は、伊香保温泉の始まりとともに作られ、1980年から5年の歳月をかけて大改修、現在はみかげ石が敷かれています。また、365段としたのは2010年のこと、ごく最近です。

2010年5月6日付け「日本経済新聞」の記事です。

伊香保温泉の石段、50段延びて365段に「1年にぎわうように」と期待」
伊香保温泉(群馬県渋川市)の名所で、両側に旅館や土産物店などが並ぶ石段がこのほど50段延び、365段になった。県道と石段の間の宿泊施設を解体した。渋川市によると石段はこれまで約360段とされてきたが、真っすぐ上ると実は315段だった。昨年8月から始めた工事は88段を新設、うち50段を石段に加えた。残る38段は広場の一部とみなし、温泉水が流れる「湯滝」を設けて温泉街の新しい玄関口に。同温泉観光協会は「1年365日にぎわうようになってほしい」と期待している。

石段の両脇には、お土産物屋や饅頭屋、射的場が並んでします。特に射的場が多いのが印象に残りました。「ここにも。あ、ここにも」と、3~4件あったと思います。

左上から時計回りに、部屋の窓から →石段のスタート地点で妻の記念写真 →私と誕生日(3月3日)が同じ”石段君” →3分の1程登ったところにある「千明仁泉亭」の入り口 →さらに3分の1ほど登ったところには、石段には与謝野晶子が詠んだ「伊香保の街」が書かれています。

「榛名山の一角に、段また段を成して、羅馬時代(ローマ時代)の野外劇場の如く(ごとく)、斜めに刻み附けられた 桟敷形(さじきがた)の伊香保の街。。。」

石段を登り切ったところにある『伊香保神社』 → 『河鹿橋』 →温泉で色が着色になっている河鹿橋の下を流れる川 →その先には『伊香保温泉飲泉所』、わかってはいましたが、本当にまずい!健康になるとはいえ、飲むものではない。。。

翌日は、『伊香保ロープウェイ』で景色を堪能してから、水澤うどん街にある『水澤観世音』に寄りました。境内には地元の農産物の直売所があり、採りたての果物、野菜の他、漬物などいろいろと販売しています。トマト、ナス、ゴーヤなどをゲットし、妻の大好物シャインマスカットも約千円と横浜の半値だったので、たまにはと買って帰りました。『水澤観世音』は静かで、時がゆっくり流れているかのように、何か涼しくて、気持ちも癒されました。

最後は、うまいと有名な『わたりや』さんのラーメンを食べて、早々に帰路に着きました。ラーメンはやさしい味でした。特にインパクトはなかったです。

いつか、伊香保温泉に戻って来るかな。。。

Follow me!