英語習得が難しい理由は目標設定自体がナンセンスだから。ただ他人と話をするだけだから、勉強ではないのかもしれない。
私は「デスパレートな妻たち」と言うドラマを観てます。毎朝のエクササイズです。
「 デスパレートな妻たち」とは、2004年から2012年にかけてアメリカ合衆国のABCで放送されていたテレビドラマで、シーズンが8つ、各シーズンが約180話、1話42,3分、全編合計130時間程度になります。
やっていることは、こんなことです。
- 1話分、字幕なしで1度通しで見て、さらに字幕ありでもう1度通しで見ます。1話約45分。
- 次に、1コマずつ(1コマ約1分が多い)繰り返します。
- 字幕なしで2回観て、英語字幕ありで2回観る。
- 日本語字幕は見ません。意訳が多いので。
- わからないセンテンスのみごっそり書き出して、日本語に翻訳します。
今、14話まで来ました。
頻出する言い回しや言葉はかなり覚えたように思います。1,2回程度の言葉は全く記憶されてませんが、さすがに5回を超えるとだんだんわかってきます。
1話から何となく進めているうちに、こんなスタイルになりました。
でも英語が上達したか?と聞かれると、Absolutely, No!です。
英会話は大学受験とか、ダイエットとかと比べてみると、勉強する上で、何か難しいと感じます。
理由を探るべく「コミット」で有名になダイエット、これらと英会話を3つの点で比較してみました。
- 妥当な目標設定をできるか?
- 実力がどの程度ついてきたか、常に確認できるか?
- 学習範囲と学習の深さはどうか?
英会話だけ、少し異質なことがわかります。
1.英語を習得するうえで、妥当な目標を設定できるか?
大学受験なら「XX大学YY学部に入る」、ダイエットなら「XXkg体重を減らす」、アマチュアゴルファーなら「年間平均スコアをXXにする」などハッキリしています。
英会話は、 何か数値目標が必要なので、強いて言えば「TOEICでXXX点を取る」となるでしょうか?
しかし、TOEIC(単語・文法)高得点=英語を話せるとはならないという点です。 TOEICの点数だけを目標にすればいいのかもしれませんが。。。
大学受験の試験は最後は応用力です。差を出すためにひねった問題が出されるので、受験生がその場で地頭を最大限働かせないと正解できません。
ゴルフはと言うと、その日の温度、風、コース、自分の体調とドライバーからパットまでの調子、いろんなことを考えてマネージメントが必要です。ダイエットはただ計りに乗るだけですが。。。
もし英語で様々な人とコミュニケーションする場合は、相手に考えを伝えるには頭の中にある情報を整理して、それを伝えるために適切なボキャブラリーを選択して、文法的に正しい文章を作る必要があります。
コミュニケーション能力も必要です。
そして発音。日本語英語ではうまく伝わらないので、発音をトレーニングする必要があります。
2.英語の実力がどの程度ついてきたか、常に確認できるか?
大学受験は模擬事件、ダイエットは毎日計量、ゴルフはラウンドのスコア、と問題ありません。英会話もTOEICが目標なら、継続して試験を受ければ実力はわかります。
やはり実際に話をして、相手から評価してもらわないと実力はわからない。
英語学習は、 明確な目標を作り難いことが、途中で諦めてしまったり、苦手とする一番の理由なんだと思います。
次回は、勉強法について考えてみたいと思います。