パリの歴史 華やかな「芸術の都」「花の都」と言われる街並み、文化、美術館、歴史建造物、そしてフランスの考え方

2012年から2018年の間、パリは4度訪れました。フランスの周りにはたくさん魅力的な国、都市があります。

でもパリに行ったときは近隣の国へ行くことはなく、フランス国内で遠出しても日帰りです。必ずパリに戻って来ます。

いまさらながら

これだけ惹きつける理由はいったいどこにあるのか

考えてみました。

1.パリの整然とした街並みが目に飛び込んできて、ただ見てるだけで感動する。

1853年にナポレオン3世の命を受け、セーヌ県知事に就任したオスマン男爵 が「パリ大改造」を推し進め、パリは現在の近代都市に生まれ変わりました。 凱旋門から放射線に伸びる大通りを増やすことで渋滞を緩和し、大通りの両脇には20メートルに統一されたアパルトマンが建てられました。

「広場や記念建造物を放射線上に延びる幹線道路でつなぐ」という街路コンセプトに圧倒されます。

広い交差点に出くわすと、必ず目の先に歴史建造物が一望できる。

例えばエトワール広場(凱旋門) からシャンゼリゼ大通りを見渡せば、コンコルド広場→チェイルリー公園→ルーブル美術館まで一直線に繋がっています。

2.歴史建造物が、パリの歴史と文化の香りを漂わせている。

パリ市全体が美術館です。

歴史を感じさせる街並み、整然とした道路と建物、そしてノートルダム寺院、サント・シャペル、ルーブル宮、コンコルド広場など、数えきれない歴史建造物があり、そのどれもが歴史と文化の香りを漂わせています。

3.パリは整備された公園が至る所に配備され、風通しと安らぎを与えている。

公園、緑地帯や並木といった空間を設け、日照と風通しを都市の中心に確保しています。気持ちいいんです。街外れにはブローニュの森もあります。

さらに、観光や仕事をする場所だけではなく、大小のスーパーが街のいたるところに点在し、露天の市もパリ市民の生活感を感じさせてくれまます。この全体のバランスが魅力になっています。

4.パリには数多くの美術館と寺院があり、見るものを飽きさせない。

ルーブル、オルセー、オランジェリーの3大美術館をはじめ、美術館だらけです。また、ノートルダム大聖堂など、寺院が至るところに存在します。歩けば、美術館や寺院、歴史建造物にぶつかります。ローマが「歩けば遺跡に当たる」と言われるように。

5.セーヌ川と夜景が、パリの街にロマンを与える。

セーヌ川の観光クルーズは3つあります。どれも1時間ぐらいでエッフェル塔~シテ島まど往復し、船から見る夜景はとてもきれいです。特にエッフェル塔の シャンパンフラッシュ(日没後深夜1時まで1時間ごとに5分点灯)は言葉を失うほどです。

また、アレクサンドル3世橋の眩いばかりの光、カルーセル凱旋門やルーブル宮付近の幻想的な光など、パリの中心部はどこにいっても絵葉書になるような美しい空間にライトアップされます。

クリスマスシーズンは行ったことありませんが、シャンゼリゼ大通りを歩くとびっくりことでしょう。

いろいろと書いてきましたが、もっと心や気持ちで感じることが多分にあるのかも知れません。

パリの人々の考え方として、「モノ」ではなく美や文化と言った「無形物」に価値を置いていること、そして自分の満足のためにどう時間を使うかを常に考えていること、ある意味では自分と対比する、何か異次元のものを感じているのかも知れません。

刹那的に日々忙しく過ごしている私のような日本人とは違って。。。

次は、7月14日に始まる「フランス国民祭」、フランス革命を深堀します。どうぞ↓

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