RPAの有効性を検証する
私はこれまで務めていた会社で、AIの一つの形「RPA」 の有効性を調べてみたことがあります。
「RPA」はRobotic Process Automationの略。ルールエンジン、機械学習、人工知能などの認知技術を活用した、オフィス業務の効率化や自動化に向けた取り組みです。
目的は「ITスタッフの手を煩わせることなく 会社の業務効率性を進めることができないか?」でした。どの企業でも今後さらにITへの投資と有効活用が、企業の将来を左右します。一方、ITスタッフの採用と育成はお金と時間がかかります。だから「 ITスタッフの手を煩わせることなく」がキーでした。
RPAはビジネスユースで数百万円~数千万円まで、幅がありましたが、投資対効果から、100万円強の安価な製品で調査してみました。
結果は、「導入することで業務効率の有効性は評価できあるが、推進すればするほどITスタッフの負担は避けられない。このレベルの製品は既存のIT、例えばExcelのマクロの域から大きくは脱していない。 また、使う側、ユーザのITリテラシーがRPAを使うレベルにない。 残念ながら現時点では積極的導入は見送る。」でした。
ただし、あれから1年が経ち、製品もどんどん進化しています。ある程度高価で機能性の高い製品なら、当時と違った結果が出るかもしれません。