構えが目指す方向とずれると、落下点がどれだけ外れるかご存知でしょうか?
ゴルフは目標に向けてボールを打つスポーツです。方向があっていれば大きなミスにはつながらない
10年ほど前、あるコンペでボールが左右にブレて、全くスコアーにならなかったことがありました。
私は、ご一緒に回った方に「僕は距離はいいんです。まっすぐ行けばそれで十分なんです。」と言いました。すると、その方の答えは「君、面白いこと言うね。ゴルファーはみんな真っすぐ飛ばそうと思ってるんだよ。」でした。
言われてみれば、当たり前でした。
まっすぐ飛んだ場合と向きがずれた場合との落下点間の距離(差)は、二等辺三角形の定理で求めることができます。斜辺が距離、底角が方向性のずれとなります。
細かな計算は割愛しますが、例えば100ヤード打った場合
(1メートル = 1ヤード ÷ 1.0936 )
100ヤードを打った場合、
構えが1度ずれると落下点は1.6メートルずれます。
5度ずれると8メートルもずれます。
ドライバーで200ヤード飛んで10メートル以上ずれた場合、構え方だけが原因だった、なんてことがあるはずです。
まず構えを正さないと、せっかく正しいスイングをしているのに、そのスイングが間違っていると誤解して、ドツボにはまることになります。