2019年5月 湯河原へ 熱海のMOA美術館 全46図ある冨嶽三十六景、36図は表富士、10図は裏富士と呼ばれる

北斎の絵は、モネが晩年過ごしたジベルニーの家の中に、いくつも飾られていました。

2019年5月、湯河原に行きました。

初日は熱海のMOA美術館で「北斎漫画と冨嶽三十六景」展を観て、石葉に泊まり、2日目は湯河原の重光葵記念館


印象派の画家に大きな影響を与えたジャポニズム、その中心となった北斎の絵画はどうしても見たいと思っていました。

3月24日まで 六本木の新国際美術館で「新北斎展示会 」があったので行きたかったのですが、超人気で、1時間待ちが当たり前、午後4時を過ぎても30分待ちの状況だったので、その時は諦めました。

今回、MOA美術館で「北斎漫画と冨嶽三十六景」の特別展示会が5月21日まで開催されていたので、期限ぎりぎりで、ようやく観に行くことができました。

この日は金曜日なのでさぞかし混んでいるだろうと覚悟していましたが、思ったより人はおらず、じっくり鑑賞できました。

北斎の「冨嶽三十六景」は36景と言いながら、実は全46図あります。意外と知られていません。

まず36図が摺られ、その後10図を追加し全46図で完結し、36図は表富士、10図は裏富士と呼ばれています。

「富嶽三十六景」は、1824年ごろから書いて来た作品を 1831年~1833年、西村屋与八が版元の「西村永寿堂」から出版されました。北斎72才の晩年の時期です。

企画工房ライフデザイン社の本間孝志氏が、動画で、詳しく解説をしてくれています。

大変勉強になるので、「富嶽三十六景」を見に行く機会がありましたら、事前にこの動画を観ておくといいと思います。 版元の西村屋与八の宣伝をしていることや、ジャポニズムについても述べられています。

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