2019年10月 はじめての広島 「広島平和記念資料館」は筆舌に尽くしがたい。そして厳島神社。。。まさかこんなこととは。。。
広島初日は、原爆ドームを見て、「広島平和記念資料館」へ
2019年10月16日から3泊4日で広島へ行ってきました。
2019年4月にリニューアルされた「広島平和記念資料館」は妻共々、言葉が出ませんでした。
本館の「魂の叫び」と名付けられた展示では、遺品、被ばく者の名前、亡くなった場所などが記されています。本館には当時の惨状が克明にが記録され、無残な残骸や遺品などが次から次へと展示されています。筆舌に尽くしがたい。
でも、わずかでも原爆の事実を知ることができて本当に良かったと思っています。
原爆から74年です。
午後1時前に広島駅に着いてすぐ広島焼を食べ、路面電車に乗ってホテルへ。さっさとチェックインを済ませ、「原爆ドーム」を見てから、「広島平和記念資料館」に行きました。
「広島平和記念資料館」今年4月に全面改修され、「被ばく体験を次世代にわかりやすく伝えること」をテーマとして、展示リニューアルされたばかりでした。年々被ばく者がお亡くなりになっています。原爆を後世に伝えて行くための方針を決定する最後のタイミングだったのでしょう。
コンセプトは3つあったそうです。
- 被ばく者の視点から原爆の悲惨さを表現すること
- 実物資料で表現すること
- 一人ひとりの被ばく者や遺族の苦しみや悲しみを伝えること
順路は東館→通路を歩いて→本館と進むことになります。
東棟には広島市の直径5キロメートルの範囲が縮尺千分の1のホワイトパノラマが置かれ、爆心地を中心に一瞬にして廃墟と化した映像が投影され、周りは一面瓦礫となったパノラマ写真で囲まれています。
本館の「魂の叫び」と名付けられた展示では、遺品、被ばく者の名前、亡くなった場所などが記されています。
当時の惨状が克明にが記録され、無残な残骸や遺品などが次から次へと展示されています。さらに、薄暗い空間には、被ばく者の体験に基づいて描いた絵が映し出されていました。
でも、1945年8月6日、広島で何が起きたのかを目の当たりにして、「60年も生きて来て、何も知らなかったに等しかったな」と痛感するだけでも、何か自分としてはほっとするものがありました。
広島2日目は、厳島神社へ
一般的なルートは、電車でJR宮島口駅からフェリーです。
でも、大鳥居遊覧航路といった遊覧船が、ホテルから歩いて10分ほどの場所で乗れたので、こちらを選びました。 往復一人4,000円です。
原爆ドームのすぐ近くでした。
しかし、しかしです。宮島に着いてみると、何と鳥居が工事中だったのです。
「また来いよ!」と言われたのでしょう。
厳島神社でお参りをして、豊国神社の五重塔と千畳閣、宮島水族館と廻りました。
ランチは、あなご飯、牡蠣(なま、焼き、フライ)オンパレードです。大満足で帰りました。
広島3日目は、呉の大和ミュージアムへ
副砲射撃指揮官として「大和」に乗船、特攻作戦に参加し戦死された泊渕馨大尉の言葉が掲示されていました。
進歩のない者は決して勝たない 負けて目ざめることが最上の道だ
日本は進歩ということを軽んじ過ぎた
私的な潔癖や特技にこだわって、本当の進歩を忘れていた
敗れて目覚める、それ以外のどうして日本が救われるか
今目覚めずしていつ救われるか 俺たちはその先導になるのだ
日本の新生にさきがけて散る まさに本望じゃないか
最終日は、広島城とひろしま美術館へ
一旦荷物を置くためにホテルに戻り、ビールを飲んで、縮景園へ行って来ました。
さて、広島観光は「厳島神社に行って広島焼と牡蠣を食べ尽くす旅」
本格的な広島焼は初めてだったと思います。1日目に駅ビルで、2日目「みっちゃん」、3日目「電光石火」。帰る4日目ははさすがにお好み焼きはやめてイタリアンに。。。
宿泊は「リーガロイヤルホテル広島」、ホスピタリティーが高く、大変立派なホテルでした。
30階からの眺めです。向こうに小さく「広島城」、手前に「ひろしま美術館」を見下ろせます。