2020年3月、フランスはロックダウン、段階的規制の緩和、爆発的な2次感染、再度規制。。。頑張って欲しい

フランスは2020年3月から全国的なロックダウンを実施。

5~6月には感染状況の改善を受けて、段階的に制限を緩和。

6月15日からパリを含むイル・ド・フランスでもレストラン・カフェなどの飲食店が店内も含め全面的に営業再開。

7月からの夏季長期休暇シーズンに向けて、「フランスを再発見しよう」と国内旅行を奨励

観光大国としての期待の中、国内だけではなく、国外からも観光客はぞくぞく入って来た。

やはり、7月後半から急激に感染者が増え続けた。

9月11日のカステックス首相の会見では

「感染が再拡大しており42県が赤ゾーンとなっている。新規入院者数も数ヶ月ぶりに急激に増加している。」

と危険な状態に突入しつつあるとのメッセージがありました。

9月19日には過去最高10,000人を超え、厳しい現実に向き合うことになった。まだまだ厳しい。。。

日本の「GOTO キャンペーン」はフランスの国内旅行奨励を真似たものです。10月以降の日本も心配でした。

2020年10月14日マクロン大統領の会見 フランス全土が警戒ゾーン

会見の内容は「10月17日(土)午前0時から、イル・ド・フランス、エクス=マルセイユ、リヨン、リール、グルノーブル、モンペリエ、ルーアン、サンテティエンヌ、トゥールーズの大都市圏で、夜9時〜朝6時まで外出禁止とする。期間は最低4週間だが、12月1日までの6週間になる可能性もある。守らなかった場合の罰金は135€。」

10月17日(土)から2週間の秋のバカンス「トゥッサン ( 諸聖人の日 ) 」が始まります。

6月14日マクロン大統領はテレビ演説で「6月15日から、パリを含むイル・ド・フランスでもレストラン・カフェなどの飲食店が店内も含め全面的に営業再開する」と言ってから4か月が経ち、最悪の結果となっています。7月6日からのフランス全国で始まる夏季休暇に向けて、禁止事項を解いて行きましたが。。。

大統領が「12月1日までの6週間になる可能性もある」と言っているのは、2か月後の12月19日(土)~2021年1月3日(日)のクリスマス休暇に向けて、それまでに何とか対策したい、ということだと思います。しかし、2次感染の今回は相当慎重な対策になると思います。もし今年いっぱいこの状態が続いたら、フランス経済への大打撃は免れないでしょう。頑張れフランス!

警戒ゾーンは本土96県の内、67県の登っています。ほぼ全土です。

  • 1位 パリ 218万人
  • 2位 マルセイユ 86万人
  • 3位 リヨン 51万人
  • 4位 トゥールーズ 47万人
  • 5位 ニース 34万人
  • 6位 ナント 30万人
  • 7位 モンペリエ 28万人
  • 8位 ストラスブール 28万人

全国的な措置に加え、県で独自の対策を発表

例えばローヌ県(県庁:リヨン)では次のような厳戒態勢になっています。

  • 10人以上の集会は事前申請が必要。1000人以上のイベント禁止。
  • 移動遊園地、蚤の市、ガレッジセール等禁止。
  • 午後8時〜午前6時まで公道でのアルコール販売禁止。
  • 着席せずに飲酒(バーカウンターなど)は禁止。
  • 屋外での音楽禁止。

今は余談になってしまいますが、今後フランスの状況が改善して旅行を計画する場合は、フランス国内の休暇期間(冬休み2月、春休み4月、夏休み7月・8月、トゥッサン休み10月下旬、クリスマス休暇12月下旬から1月初旬)を外して

フランスに行くなら、3月、5月、6月、9月~10月中旬、11月~12月中旬

がいいと思います。

2020年9月11日 カステックス首相の会見

感染が再拡大しており42県が赤ゾーンとなっている。新規入院者数も数ヶ月ぶりに急激に増加している。

2020年8月27日 カステックス首相・各大臣の会見

PCR検査の陽性率は3.9%で、1ヶ月前の4倍以上の数値。また、ロックダウン直後は1日1000人未満だった新規感染者数が現在は3000人を超えている。確実に感染が再拡大していることがわかる。

強い警戒が必要な赤ゾーンはパリとイル・ド・フランス内の全県をはじめ21県に増加

2020年6月14日 マクロン大統領のテレビ演説

6月15日~パリを含むイル・ド・フランスでもレストラン・カフェなどの飲食店が店内も含め全面的に営業再開。

2020年5月28日 フィリップ首相・各大臣の会見

感染状況は国全体で改善しており、5月末の状況は、5月11日の時点で期待していたよりもより良い。

フランスは6月15日からEU圏内の国との国境を再開し、隔離期間も設定しない予定。

6月2日〜レストラン・カフェ・バーなどの飲食店再開。オレンジゾーン(パリを含むイル・ド・フランスと海外県2県)は、6月2日〜レストラン・カフェ・バーなどの飲食店はテラス席のみ再開

2020年5月7日 フィリップ首相の会見

5月11日から外出制限の段階的な解除を開始する。

レストラン、カフェ、バーなどは引き続き閉鎖。再開については5月末に再検討する。

2020年4月28日 フィリップ首相の国会演説

社会、経済、教育への悪影響を考えると、このまま外出制限を続けることはできない。5月11日を目処に少しずつ外出制限の解除を進める。

4月中旬以降、入院者数や重症患者数はゆっくりだが確実に減少している。5月11日の時点での1日の新規感染者数は3000人程度と予測。しかし、実際の数字がこれを大きく上回った場合、外出制限解除を延期せざるを得なくなる。

カフェ、バー、レストラン以外の店舗は5月11日から再開、カフェ、バー、レストランの再開については5月末に決定する。

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