2021年は四万温泉の積善館
最初、9月に予約したものの、9月は緊急事態宣言が解除されなかったので、10月28日へ予定を変更しました。
皆さん考えることは同じなのでしょうか。行きも帰りも大渋滞!大変でした。
なぜ積善館? 今回も妻のたっての希望です。もちろんです。
積善館の歴史 ホームページを拝見するとよくわかります
祖先は源⽒に仕え武⼠
1182年(寿永元年)、源頼朝より下関(現⼭⼝県)の所領とともに「関」の姓を賜った。
関家は関東に移り、群⾺県吾妻郡中之条町⼤字⼤岩に居を構え、初代「関善兵衛(せき・ぜんべえ)」が四万に分家した。
1691年(元禄4年)、4~5代「関善兵衛」が現在の場所に湯場と宿を作る(現在の積善館本館の建物で2階建)。
1694年(元禄7年)に旅籠宿として開業をした。⼟地の⼈は「関善兵衛」を親しみをこめて「せきぜん」と呼んだ。
明治に⼊り、第15代が『積善館』と命名し、 ⼤きな⽊の看板「積善館」 を作り、今でも、本館⽞関に掲げられている(なお、本物は資料室に展示)。
3つの館 本館、山荘、佳松亭
3つの館はエレベータや通路で繋がっています。自由に行き来できます。
積善館と言えば本館のことだと思っていいです。約300年前に建てられた、日本最古の木造湯宿建築と伝えられているそうです。重要文化財にも指定され、昔ながらの湯宿の雰囲気をたっぷり残しています。
部屋は昔の「湯治滞在」を目的とした雰囲気が漂います。バス・トイレ共同。布団の上げ下ろしはお客の仕事。サービスを押さえることで、リーズナブルな価格で提供しています。なお、ここの建物が重要文化財。自炊はできません。湯治滞在としては珍しいでしょうか。
次の山荘は「昭和の栄華を語り継ぐ「浪漫の山荘」とも呼ばれる」と書かれています。「昔の雰囲気を味わいながらも、贅沢をしたい」といった方向けか。ただ「音が響くので、音に敏感な方は「佳松亭」のお部屋を」とのことです。
最後は佳松亭。「かしょうてい」と読みます。「最上階和洋特別室」に泊まりました。2室しかないようです。「樹齢300年を超える老松が日本画のように美しく窓の外の景色を作ります。。。」と説明があるように、一面に大きな窓があり、部屋から見る景色は確かにかつ別でした。また部屋の露天風呂はお湯加減もよく、10月末と寒かったこともあって、3~4回は入ったでしょうか。大変満足しました。
佳松亭 最上階和洋特別室
左から、窓から見る佳松亭の名のいわれとなる樹齢150年余りの老松 →縁側 →露天風呂 →縁側から客間を観る
正面玄関とお風呂
左から、赤い橋の先には正面玄関 →重要文化財元禄の湯 →佳松亭の内風呂・露天風呂
元禄の湯は見ての通り、洋風・モダンな造りで昭和5年に建てられたものです。独特のタイル張りの床に5つの石造りの浴槽がならび、カランがなく、直接湯舟からかけ流しで使うようになっています。左の写真にある赤い橋を渡った右に元禄の湯の窓が見えています。
佳松亭の露天風呂は、広くて、人も少なく、ゆっくり入れました。
その他に貸切露天風呂が2つと岩風呂、全部で5つの湯が楽しめます。
奥四万十湖と四万の甌穴群の四万ブルーを満喫
翌朝、積善館を後にして、 奥四万十湖と四万の甌穴群を観光しました。
「奥四万十湖」は「四万ブルー」とかいわれ、水が大変きれいな色だということで見てきました。たしかに。。。
次は国道を下って行くと左手に「四万の甌穴群」がありました。ここも四万ブルーです。