東北の旅3日目 いよいよ松島へ
仙台駅から松島駅へ行き、タクシーに乗って、10時少し前には小松館 好風亭に到着
旅館に荷物を預け、1分ほど歩くと、右前方に赤くて、とても長い、福浦橋が現れました。
おお、ここは松島だ~と。早くも実感。”松島”は松島湾に浮かぶ260あまりの島々の総称です。
『みちのく伊達政宗歴史館』-いろんな驚きがある
政宗公の生涯、東北の偉人50人のロウ人形、復元された政宗の「顔」と「声」
等身大のろう人形200余体を使い、政宗公の波乱に満ちた生涯・歴史を25の名場面で再現しています。
アナウンスで丁寧に正宗の生涯を教えてくれます。情報が目と耳から入ってくるのでとてもわかりやすい。
次は、太宰治、宮沢賢治、野口英世、斎藤茂吉、原敬。。。東北が生んだ偉人50人のロウ人形が展示されています。
怖いほど精巧にできています。
奥に進んでいくと、政宗の「顔」が置いてあります。
なんとしゃべっています。焼失した瑞鳳殿の再建時に、政宗の頭蓋骨が発掘され、それを復元したということです。
歴史館を出た頃はちょうどお昼時となり、すぐ隣にある『松島さかな市場」で、ビールと特上海鮮丼、牡蠣フライをいただきました。
気仙沼で7隻の大型まぐろ船の船元が営んでいるということで、すごい人気でした。
松島観光
宗派と寺号が2度換わった瑞巌寺
瑞巌寺の起源は9世紀初頭に遡り、天台宗延福寺から臨済宗建長寺派円福寺、そして現在の臨済宗妙心寺派瑞巌寺と、宗派と寺号が2度変わりました。古くは松島寺とも呼ばれていたようです。
政宗は国宝・本堂を慶長9年(1604年)から約5年かけ、戦国時代に衰退の一途を辿った円福寺を再興し、現在の国宝となっています。
伊達家の財力はすごかった。すぐ目には「室中孔雀の間」が飛び込んできます。
大きな本堂が10室、161面の障壁画で飾られ、きらびやかな金箔をほどこした襖絵や欄間、彫刻など、桃山時代の優雅で華やかな様式を今に伝えています。
次は、瑞巌寺の目と鼻の先にある光宗の菩提寺、円通院をゆっくり鑑賞しました。とても素晴らしい庭園が整備されています。
海岸までまっすぐに伸びた路をしばらく下って、渡月橋を見て、1キロほどひたすら歩き、松島海岸中央広場、自然公園松島を通って、観瀾亭、五大堂と見学し、通りの両脇に並んでいた土産屋さんにも寄りながら、旅館に戻りました。
だいぶ歩きました。
小松館 好風亭
創業85年の歴史があります。
旅館のホームページには、平成23年3月11日の東日本大震災を期に「ニュー小松」から創業当時の「小松館」の文字を入れた「小松館好風亭」と改名した、と書かれています。
また好風(日本一景色がいい場所)は松尾芭蕉「奥の細道」の序文から、名付けたそうです。
調べてみると確かに「好風」が書かれていました。
「奥の細道」「仰ことふりにたれど、松島は扶桑第一の好風にして、凡洞庭・西湖を恥ず。東南より海を入て、江の中三里、浙江の潮をたゝふ。」
訳すと 「まあ古くから言われていて今さら言うことでもないのだが、松島は日本一景色のよい所だ。中国で絶景として名高い洞庭・西湖と比べても見劣りがしないだろう。」
確かに岸壁に建っているので、松島の景色を一望するには最高の場所でした。
うたたね居室 展望露天風呂付き 海庭(うみわた)という部屋に泊まりました。畳リビング10帖和室とベッドルーム、全面にはウッドデッキのテラスがありす。
展望露天風呂はこれまで泊まったどの旅館より大きかった!