2023年秋 那須塩原の紅葉と板室温泉大黒屋へ
2023年は母の一周忌で始り、いろいろなことがありました。よい年ではなかったけど、元気を出して行こうと。
住み慣れたマンションもはや25年目に入ったので、お風呂やトイレ、ガスレンジなどリニューアルしました。さすがに快適です。
いろいろ一段落し、11月、お墓参りを兼ね那須塩原へ、紅葉を見に行ってきました。
般若心経はなかなか上達しない
お墓は宇都宮で片道約170キロメートル。運転が苦手な私にとってはかなりハードです。
お墓の掃除を済ませ、いつも通り、墓前で般若心経を。。。。。
ぶっせつまーかーはんにゃーはーらーみーたーし~んぎょう~
かんじーざいぼーさっ
妻が笑ってました。これもいつも通り。センスがないようだ。
さておき、父が生前、この場所にお墓を作って40年が経ち、
さすがに白砂利が汚れてきたので、必要な砂利の面積を計りました。
来年、新しい砂利に替えるぞ!
那須塩原へ
サービスエリアで軽くランチを済ませ、まず向かったのが大山公園・大山参道です。
旧薩摩藩士の大山巌元帥の墓所に設けられた、200mの参道の両脇に、樹齢約100年のイロハモミジ80本植えられています。
次は乃木神社へ。日清戦争後に乃木希典が閑居した別邸です。
到着が営業終了10分前だったので、散策することもできず。。。
庭の前に「マムシに注意!」とあり、よく見るとほんとにマムシがいたので、早々と引き上げました。
大山巌
彼の父は西郷隆盛の従弟です。
日清戦争では元老として遇され、第2軍司令官でした。日露戦争では元帥陸軍大将、満州軍総司令官として。理想のリーダーとして、多く尊敬を集めた人物です。
乃木希典
日露戦争では第3軍司令官として、戦略を要塞攻撃から二〇三高地の総攻撃に切り替え、155日間の激戦の上、旅順を陥落させました。ただ、約6万人ものおびただしい死傷者を出しました。
2日目は那須塩原の吊り橋と滝、そして紅葉
少し紅葉時期を逃した感はありましたが、朝9時30分、ホテルを出発
もみじ谷大吊橋
塩原ダム湖に架かる歩行者用の吊橋で、全長320メートルあります。
ワイヤーロープを横に張ることで、吊橋の強度を高める構造です。
橋から見たダムと紅葉のコントラストが素晴らしかった!
回顧の吊り橋
橋まで「急坂コース」と「緩やかコース」とあり、迷わず「急坂コース」へ
5分ほどで吊り橋があるのですが、そっと歩いてもかなり揺れます。
すると向こうから猛スピードで歩いて来る男の方が。。。猪突猛進。。。。びっくりした。
気を取り直して、見顧の滝の観瀑台へ。何度も振り返るほどの橋。。。まさに!
帰りは「緩やかコース」で帰りました。
竜化の滝
駐車場から滝まで遊歩道を15分ほど歩くていくと、この滝に出会えます。思ったていたより長い通歩道でした。
透き通った水が静かに流れる川、その縁をゆっくり歩きながら、気分は爽快です。
「落差約50m、3段になって流れる様子が竜が登っている様に見える」がこの滝の名前の由来ということで。。。
確かに竜に見えるかな。。。人も少なかったので、しばらく眺めていました。
とても癒やされました。
お蕎麦屋さん 滝見亭
口コミがよかったお蕎麦屋さんです。ひとこと、美味しかった!
そば粉は10割、食べ応えも十分。
妻は天せいろ、私は岩魚天せいろ、岩魚の天ぷらも 身はふわふわでとても美味しかった。
大曲のもみじを見に、日塩もみじラインへ
大曲のもみじは日塩もみじラインの入り口から1キロほど、とのことなので、見逃すまいと。。。
結局通り過ぎてUターンするとそれらしき大きな木が。
とっくに紅葉時期が過ぎて、残念でした。
木の俣渓谷と木の俣園地
「渓流沿いを散策出来て、夏は川で遊ぶ子どもたちで賑わい、釣人が多い」とあったので、とりあえず行ってみました。
巨岩吊橋という橋で折り返して約1500m。吊橋を渡って対岸側にも遊歩道あり、ぐるっと一周する形で戻って来れました。
時節柄、人もほとんどいなかったので、ゆっくり歩いていたのですが。。。
「熊出没!注意!」
の看板を見て、慌てて駐車場へ。
板室温泉大黒屋へ
この旅館は館内も庭もすべてが現代アートをモチーフにしたという一風変わった旅館です。
創業460年以上という老舗ですが、今の16代のご主人が大きな改革をしたとのことです。
三日目 庭園では朝から喫茶がオープン
早朝、ロビーに座って庭園を眺めていたら、目の前で、若い女性が薪を焚いて、お湯を沸かしてました。
囲炉裏の上には鉄瓶(南部鉄瓶だそう)がおかれて、その周りには赤い布で覆われた長椅子が並んでいます。
喫茶の準備を始めたようです。
ホームページを見たら「庭園喫茶 水琴亭」とあり、
うどん、蕎麦、トースト、ところてん、ぜんざい、抹茶名など、
朝から昼間で楽しめそうなメニューがあるようです。なんか雰囲気がいい!
朝食の後、倉庫美術館を鑑賞
宿から徒歩2,3分の場所に菅木志雄という「もの派」のアーティストの多くの作品が保管されている建物があります。
「もの派」とは1960年代末から70年代初頭にかけて現われた、主に木や石などの自然素材、紙や鉄材などニュートラルな素材をほぼ未加工のまま提示することで主体と客体の分け隔てから自由に「もの」との関係を探ろうと試みた一連の作家を指すと。
実に難しい。。。ご主人のガイドがあったので、少しわかったような、さっぱりのような。。。
紅葉は少し残念でしたが、今回も心が癒やされる、すごくよい旅になりました。
左から、紅葉真っ盛りの大曲のもみじ →旅館の囲炉裏 → もみじ谷大吊橋