2024年秋 神宮と古都奈良の旅
神宮参拝は初めて、そして奈良は高校2年の修学旅行以来、約半世紀ぶりです。
神道と奈良仏教系(南部六宗)を堪能する旅、となりました。
新横浜駅から名古屋駅へ、JRから近鉄に乗り換えて伊勢市駅へ
初日、はじめてのお伊勢参りへ
よく「伊勢神宮」と言われますが、正式な名称は「神宮」
社格では伊勢の神宮のみが与えられたもので、全国の八万の神社の頂点にいます。
約2000年前に創建された神宮、「天照大御神」は代々天皇の近くにありましたが、第11代垂仁天皇の皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)が祀るにふさわしい場所を求め、伊賀(三重県伊賀市)、近江(滋賀県大津市)、美濃(岐阜県南部)などを巡り歩き、たどり着いたのがここ伊勢だったとのこと。
お伊勢参りが一般的となったのは江戸時代、年間500万人、全国民の6人に1人が訪れた年があったといいます。
直近の2013年の式年遷宮でも1,420万人の参拝者数を記録しています。
外宮は「豊受大御神(とようけ)」を祀る 正式には豊受大神宮
伊勢市駅前広場は2013年の式年遷宮にあわせて再整備したので、参道も整然としていますが。。。
「式年」とは定められた年、「遷宮」とは宮を遷すこと。20年に一度、東と西に並ぶ宮処を改めて、古例のままにご社殿や御装束神宝をはじめ全てを新しくして(正宮を始め14所の別宮や宇治橋など)、大御神にお遷りいただく「皇家第一の重事、神宮無双の大営」とも称される日本で最大最高のお祭り
参道は神さまと人とを結びつける大切な道です。味が出てくるまで50年ぐらいかかるかな。
火除橋を渡り、「手水舎」で手と口を清め、第一の鳥居の前で立ち止まって一礼
神楽殿→正宮→風宮→土宮→多賀宮と参拝
内宮は「天照大御神(あまてらす)」を祀る 正式には皇大神宮
バス停「外宮前」で乗車し、約10分で内宮前へ
五十鈴川にかかる宇治橋が内宮の入口です。
外宮の参道は左側通行、内宮の参道は右側通行という決まりです。
入り口にかかる橋も、真ん中は神様の通る道なので踏んではいけない、とのこと
外宮と同様に、鳥居の前で立ち止まって一礼。正宮にお参りする前に手水舎で手と口を清め
しばらく行くと宇治川があったので、ここでも手を清めました。川の水は澄んでいて冷たかった。。。
正宮→御稲御倉を見て→荒祭宮→神楽殿→風日祈宮(かざひのみのみや)と参拝
おかげ横町でお土産を買って、バスで伊勢市駅へ帰り、ホテルにチェックイン
翌日朝、もう一度、外宮を参拝
朝の5時過ぎ、外宮を参拝して来ました。
御正宮で参拝して帰るまで20分ほどでしたが、左右どこからともなく、参拝者がひとり、またひとりと集まって来ました。
10人ほどでしたが、みなさん近所の方で、参拝を日課にされているようです。
私も何かすがすがしい気持ちになれました。
内宮で気づいたことは「内宮は外宮の10倍以上いるという人の多さ」です。
両方参拝する人より、外宮は行かず、内宮だけ参拝する人が10倍いる、ということです。
でも、戦前までは豊作を祈願しに訪れる農業従事者が多かったため、外宮を訪れる参拝客のほうが多かったそう。
外宮も内宮も下が砂利なので、とにかく足が疲れた。。。
これから、古都奈良へ出発します!