シャンゼリゼ大通り―凱旋門からコンコルド広場まで、幅100メートル約3キロものショッピングとグルメの大通り
「オー・シャンゼリーゼ」 Les Champs-Élysées は皆さん一度は聞いたことがあると思います。
約30年前はじめてシャンゼリゼ通りを歩いたとき、この歌を口ずさんでいた記憶があります。もちろん、 「オー・シャンゼリーゼ」 のサビの部分しかわかりませんでしたが。。。
「オー・シャンゼリーゼ」 は1971年日本で「歌うフランス人形」として売り出されたダニエル・ビダルという歌手が歌って大ヒットを記録した歌です。「街を歩く、心軽く、誰かに会えるこの道で、素敵なあなたに声をかけて、こんにちわ。私と行きましょう。オー・シャンゼリーゼ 、 オー・シャンゼリーゼ、いつも何か。。。」
私は当時小学校6年生だったので、テレビで何度も聞いてたんでしょうね。
17世紀の初め、野原と沼地だった土地を、王妃マリー・ド・メディスがチュイルリー庭園から並木道を伸ばしたことが最初です。
やがて、ギリシャ神話の楽園という意味の「エリゼ」をとって「シャンゼリゼ」(楽園の野)と呼ばれ、コンコルド広場とシャルル・ド・ゴール広場を結ぶ、幅100メートル、全長3キロに及ぶ一大ショッピング&グルメ通りとなります。
「パリの歴史軸」という言葉があります。「凱旋路」、「王の道」とも呼ばれます。
これは、東はチュイルリー公園のカルーゼル凱旋門から西はグランダルシュまでの約8キロの直線のことで、 歴史的建築物、記念碑が一直線上に並んでいます。「パリの歴史軸」8キロの内、シャンゼリゼ通りはカルーゼル凱旋門からコンコルド広場までの約3キロです。
エトワール凱旋門の上からコンコルド広場方面を見るとかすか向こうに、コンコルド広場のオベリスクとその向こうにルーブル宮が見えます。オベリスクまで3キロ、ルーブル宮まで4.5キロあるので肉眼ではよく見えないです。エトワール凱旋門に登ったら、ぜひ望遠鏡でよく見てみてください。真後ろに回れば、東にはグランダルシュも見えます。
奥さんは別にして、私はショッピングには興味がないので、シャンゼリゼ通りを歩いても楽しみは食事だけとなります。
シャンゼリゼ通りにある「レオンド・ブリュッセル」には2度入りました。ブリュッセルに本店を置くムール貝で有名なレストランです。
ムール貝はバケツ一杯入って出てきます。メニューの名前は「ムール貝のココット」というやつで、ベルギーでは国民食になっている。ムール貝の白ワイン蒸しです。
種類は レオンのムール貝 、マドラスカレー 、プロヴァンス風 、白ワイン煮 、ロックフォールチーズ 、アルデンヌ風の6種類あります。 このほかに、ステーキやパスタ、オムレツなども揃ってます。
でもデザートでワッフルがたくさんあって、さすがベルギーの店だなと思います。
モンサンミッシェルの帰りに立ち寄ったオンフルールの店でもムール貝を食べましたが、この時と比べてもはるかに美味しいです。