ノートルダム大聖堂の塔に登るとそこには。。。ガーゴイルと一緒にパリの街を見下ろそう
ノートルダム大聖堂の尖塔(せんとう)は2019年4月15日、火災で焼失しました。
でも前年の2018年に登って、ビデオを回しましたので、ご覧ください。
この塔は精巧に作られているので、復元するのが大変だということも想像できると思います。
ノートルダム大聖堂の塔 毎回1時間ほど長い列に並んでいたが、時間毎の予約制になり、楽ちんです。
僕の10倍ほどしっかり者の妻が、私が知らないうちに予約してました。どっちかがしっかりしてればいい。。。
予約するには、塔入口近くにある「予約発券機で予約」、あるいは「スマホの専用アプリを使って予約」の2通りあるようです。妻は得意のスマホから予約したようです。
次のような手順です。簡単です。
- 予約を取るためのアプリ「JeFille(ジュフィル)」をダウンロード
- アプリを起動して「tours de Notre-Dame de Paris」という項目をタップ
- 「ウェイティングリストに加わる」をタップ
- 人数を入力して、空き時間のを選ぶ
時間前に塔の下で順番を待っていると、係員がQRコードをチェックしに来ます。塔内の売店で入場料を支払ってそのまま階段を上がって行きます。
ノートルダム大聖堂の塔の上から見た写真です。通路は狭く、写真撮影にホントに邪魔な鉄柵が張ってあります。
でも素晴らしい光景が広がります! 街を見下ろすガーゴイルがあちこちで迎えてくれます。
今はない尖塔も見えますね(上段3つ目の写真の左です)。その右、中央に見えるのが「天使像」です。
聖堂前の広場やセーヌ河、先の方には凱旋門、エッフェル塔、アンバリッド、サクレクール寺院などが見えます。
ノートルダム大聖堂の塔 次は北塔から南塔へ移動すると、さらに上に登る入口があります。
そこを入ると、左手には、ヴィクトル・ユゴーの『ノートルダム・ド・パリ(ノートルダムの鐘) 』の登場人物の絵画が13点飾られています。 ロマン主義の画家、ルイ・ブーランジェなど7名の画家のものです。ほぼ19世紀前半に描かれています。
ただ残念なことは、この塔は30人の塊で順に登っていくので、絵を鑑賞するなどの時間はありません。
ここに飾るの意味は???
ノートルダム大聖堂の塔 さらに、右にある階段を登ります。二つの巨大な鐘 「エマニュエル」 「マリー」 が現れます。
- 1686年に作られた「エマニュエル」、直径は約2.6m、13トン
- 2012年製造の「マリー」直径は約2m、約6トン
「エマニュエル」はヘブライ語で「神は私たちと共にあり」、「マリー」はマリア、聖母マリアです。
「マリー」は300年以上経つ「エマニュエル」の負担を軽減するために作られたそうです。 現在鳴っている鐘は、北塔にある8つの鐘で、全て2012年に作ら直されたものです。
「エマニュエル」の音と音程がずれているとの理由で、2013年のノートルダム大聖堂が850年を迎える聖年に、「エマニュエル」を除く全ての鐘を作り代えたということです。すべて2億円の寄付金だったそうです。
ノートルダム大聖堂の塔 今度はまた南棟に戻り、階段を登ります。
ここが頂上です!!!
ここなら360度見渡せます。
妻が下を指さして「前に食べたレストランはあれだね。同じ通りに「シェークスピア・アンド・カンパニー」もあったと思う」と言うので、ビデオ(私が持ってるビデオは超小型なのでズームするのが一苦労です)でズームすると、見えました。
赤い屋根がレストラン、その左が以前ご紹介した「シェークスピア・アンド・カンパニー」です。
さっさとノートルダム大聖堂の塔を降りて、レストランへ直行です。
Cheers!!! いや、ここはパリだ。Santé !(サンテ!)
塔を降りて、シェークスピア・アンド・カンパニーへ向かう途中、橋の上で「愛の賛歌」を歌ってました。
私は高校を卒業した後、ほんの少し劇団に入っていたことがあります。その頃もカラオケがブームでした。劇団の先輩がこの「愛の賛歌」を好んで歌っていて、その時私の教えてくれたことがあります。
「ピアフはプロボクサーのマルセル・セルダンと生涯の大恋愛したんだ。でも彼は1949年に飛行機事故死したんだ。その悲しみを歌った歌なんだよ。」と。思い出しました。