資産運用をはじめたら、まさかの事態 投資の世界が少しわかった!
2019年11月22日、投資信託に5万円分を投資しました。人生はじめての投資を始めました。
それからわずか4か月後の3月、コロナウイルス感染症によって、世界のほぼ全ての商品が一気に3割暴落しました。びっくりしながら、恐る恐る、少しずつ投資を続けて来ました。
幸か不幸か、投資のタイミングに迷っていた中でこの最安値に遭遇したので、現時点では悪いことではなかったのですが。。。それにしてもまさかでした。
投資の素人です。慎重な方針を作って始めました。
- まず予算を決める。今後10年間使わなくていいお金。
- 拳銃に例えるなら6つの弾丸を打つタイミングが重要。弾切れしたらアウト。常に弾を残しておく。
- 専門家、評論家のリポートは最終判断とはしない。必ず自分の判断基準で投資、当然全て自己責任。
- 投資ではない。買うだけで基本的に売ることはしない。最後には売りますが。。。
- リスクが平均化する投資信託に限定。ハイリスク・ハイリターンは買わない。ラッキーは求めない。
- 分散投資。逆相関関係がある商品、国内、先進国、新興国、コモディティ(金とか)、REATなど均等に持つ。
- 手数料が最も低い商品(条件は販売手数料0-1%、信託報酬0.5-1%、信託財産留保額3%まで)にする。
- 継続して投資して時間のリスクヘッジ。6か月。。。1年。。。3年など、継続的に最安値を買い続ける。
昨年秋で時点における日本国内の状況
翌2020年の東京オリンピックを控え、インバウンド事業を中心に日本の景気が急上昇を迎えるとの大方の予想でした。安倍首相も、少なくとも2030年までは予算をつけてインバウンドを国主導で推進すると言ってました。私は投資期間とした10年間の2030年までは、景気もGDPも間違いなく伸びると思っていました。
実際に、既に大阪・関西万博も決まり、さらに品川から名古屋、大阪へのリニア新幹線の延伸によって、関東、関西圏の不動産の一体開発も見込まれ、東京オリンピック・パラリンピック後の成長ストーリーさえ描かれていました。
また、東京五輪の経済波及効果は、東京都で約130万人、全国で約194万人の雇用を創出するとも試算されていました。
しかし2020年7月現在、全ての計画の見直しに迫られています。森ビルが2022年に、虎ノ門・麻布台地区に330メートルの超高層ビルを建てると言っていたが、これも怪しくなっている。
2019年10月のIMFの世界経済見通し
2019年10月のIMFは「2019 年の世界経済の成長率は再び下方修正され、世界金融危機以降で最も低い 3.0%」と予測し、「各国の景気拡大が同時進行した2017 年の3.8%と比べると、これは深刻な落ち込みだ」とリポートしていました。
翌2020 年はと言うと、先進国の成長率は 2019 年と 2020 年ともに1.7%に低下するが、新興市場国や発展途上国は 2019 年の 3.9%から 2020 年の 4.6%に上向くとの見通しから「2020年の世界経済の成長率は3.4%へとやや改善する見込みである」でした。
2019 年の成長率が大幅に低下した新興国のブラジルやメキシコ、インド、ロシア、サウジアラビアといった国々が回復に向かうことも理由として挙げていました。
2019年の株式市場は、景気減速下にもかかわらず過熱していた
一方、株価の状況はと言うと、インバウンド事業が日本の経済をけん引し、前半の指数下落に対して後半は予測に反してGDPが良かったこともあり、日経平均株価は上昇していました。
また、2019年のマーケット環境は、世界経済は減速傾向を辿ったものの、米国が利下げに転じるなど、世界的な金融緩和傾向が強まり、景気減速下にもかかわらず株価は上昇していました。特にニューヨーク市場のダウ平均株価は史上最高値圏で推移し、既にバブルの気配が感じられていました。
そして3月の株価暴落から1月余り一気に回復し、7月現在も上昇し続け、ほぼ元の株価水準に戻りました。コロナ禍の大不況の中でこれだけ急激な株価回復は想像していませんでした。