奇跡のメダイユ教会ー「奇跡のメダイ」は修道女が「聖母マリアのお告げ」をもとにデザインした

パリの6区。
フランス語: Médaille miraculeuse、英語: Miraculous Medal
“メダイ”はメダルのことで、フランス語の発音から、日本では”メダイユ”、または”メダイ”と呼ばれています。
カトリーヌ・ラブレという修道女が「聖母マリアのお告げ」をもとにデザインした
もともと英語の”miracle”は「神が起こした」といったニュアンスで、イエス・キリストの復活など宗教色の強い言葉と言われ、「良い出来事」に使われます。「不思議のメダイ」とも言われますが、「奇跡のメダイ」の日本語がピンとくると思います。
Wikipediaには「。。。このメダイを身につけ聖母に取り次ぎを願う人々に、いろいろな奇跡の恵みが与えられたため、いつとはなしに「不思議のメダイ」と呼ばれるようになった。」と書かれています。
「奇跡のメダイユ教会」はパリの中心地にあったので、2018年、ホテルから歩いて600メートル程と近かったので、旅行最終日に寄ってみました。
場所はリュクサンブール公園とアンヴァリッドの真ん中。。。わかりにくいですね。興味のある方は少し調べればわかりますので。
ホントにこじんまりした教会でした。
入口を入ると、左側の壁一面に、この教会と奇跡のメダイに付いての物語が刻まれています。反対側には受付、奇跡のメダイ販売所や無料のトイレがありました。このトイレ、無料なので多くの人が使うからでしょうか、とても清潔とはいえなかったです。
「奇跡のメダイユ教会」は神聖な祈りの場所としてたいへん有名な教会です。信者の方々が世界各地から祈りを捧げに来ています。
礼拝堂内に入ると、まさにミサの最中だったようで、静まりかえっていました。毎日午後15時30分からロザリオの祝福が行われているようです。観光地ではないので、礼拝堂内部は写真撮影は可能ですが「フラッシュ撮影は厳禁」と書かれていました。
さすがに遠慮してすぐ外に出ました。
周りをグルっと、10秒ほどビデオを回したので、雰囲気はお伝えできるかなと思います。何しろ小さい!!!
この礼拝堂の祭壇には、聖カタリナ・ラブレの不朽体が安置されています。
1876年に聖カタリナ・ラブレは亡くなったお姿のままで祀られています。「聖人の遺体は不朽体(腐敗しない)」と言われ、イタリア、フランスを中心にたくさんの教会で祀られています。
不朽体と認められるためには、防腐処理などしてはいけません。しかし、多くはもともと安置所から移動する際、そのまま空気に触れると腐敗してしまうので、石炭酸に浸すなど何らかの措置を受けていたようですが。。。
不朽体(ふきゅうたい)は正教会(日本ハリストス正教会)の用語で、聖人の遺体のこと。聖人は来世の生命を先取りして得ていると信じられ、このため来世の光栄体(聖書では「朽ちない身体」)同様、その今生における身体も神の恩寵によって不朽のものとされたと捉えてこのように呼ぶ。聖像(イコン)と同様崇敬の対象となる。
Wikipedia
聖人は人間をはるかに超える存在です。不朽体は絵画など人の手で作られたものと違います。まさに人間の肉体ではあり得ない。イコンそのものだったと思います。金も腐らなので、これもイコンになり得るんでしょう。
この教会内の売店でしか購入出来ない「奇跡のメダイ」、金と銀の2色を買って来ました。
奇跡が起きるようにと、2つとも息子にあげました。「Good luck!!」
日本では通販でも売っているいるようですが、この教会で購入しないと「奇跡」は起こらないそうです。